こんにちは!
渋谷区と世田谷区の腸もみサロンAnela、セラピストの後藤です。
最近お通じ、いかがですか?
昔は快便で便秘知らずだったのにこの頃お通じが毎日こなくなったような?
なんて症状ありませんか?
食生活が変わったわけでもないのに訪れるこんな変化。
その症状、もしかしたら腸の「加齢」が原因かもしれません。
今日は、
「年齢を重ねていくと腸内環境は悪くなっていく!?」
というお話です。
まず、こちらのグラフをご覧ください。
これは、厚生労働省のデータなのですが、年齢を重ねていくことで右肩上がりに男女とも便秘の方が増加しています。
しかも、男性より女性のほうが便秘になる率は高い状況。
女性の世代別にみてみますと、跳ね上がる便秘の波は2つあります。
1つは20代から。
20代以上といえば、社会に出たり家庭を築いたりなどの環境変化の多い時期。そのことから、便秘がちになる方が増えると考えられています。また、子宮の活動も活発になる年頃のため、病気やホルモンバランスが乱れやすくなり、便秘につながる事も。
もう1つは高齢者にあたる60代から。
若いときは快便であっても、閉経をむかえることでホルモンバランスや自律神経バランスから便秘になる方が増えていきます。
加えて、骨盤内の病気にもなりやすくもなります。
この2つは、女性特有の原因になりますが、男女ともに共通することがあります。
それは、高齢者になると男女ともに「悪玉菌が増えやすい腸内環境になる」ということ!
人間の腸内環境は、生まれたての赤ちゃんのときは善玉菌が9割といわれているのに対し、6高齢者になると逆転して、悪玉菌が7割になってしまうといわれています。
年を重ねていくことで、生活環境・食事環境に左右され変化する腸内環境ですが、そのままにしていると、高齢になると何もしなくても悪玉菌優勢のおなかになり便秘しやすい環境になってしまいます。
そのため、善玉菌を増やすことをより意識した生活をしていく必要があります。
便秘だけならまだしも、ご高齢の方が便秘になることで大腸がんや認知症・生活習慣病など、腸内環境が乱れることで一見関係なさそうな病気にまでつながってしまうという研究結果もあります。
便がきちんと出て、腸内環境が整っていることで防げる病気はたくさんあります。
身近に高齢者(60才以上)の方はおられましたら「お通じチェック」をしてあげてください。
□うんちはきちんとでていますか?
□どれくらいの頻度で出ていますか?
□黒っぽくないですか?
□コロコロ便ではないですか?
□細い便の日が続いていませんか?
□出づらくなっていませんか?
さらに詳しいチェックはこちらから!!こういった排便状況がつづいている場合、便秘の兆候・または既に便秘の可能性があります。
悪玉菌優勢になるとともに、高齢になると運動量も減り、筋肉量も減るので腹筋に力を入れることができず、いきみづらくもなるので便秘がちにもなります。寝たきりになってしまうと、さらに運動量も減り便秘も悪化してしまいます。
ご高齢の方は、腸内環境を意識して便秘を防ぐことで、無用な病気は防ぐことができます。食生活も食物繊維はもちろん、和食・発酵食など一緒に摂取しながらご家族や身近な方、みんなで腸内環境を整えていくことが、病気を防ぐ第一歩になると思います。
大切な方に1日でも多く元気でいてもらうためにも、ぜひお通じチェックと偏りない食生活を身近な習慣にしてみてください。
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