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Kaori

腸にも地球にもやさしいプラントベース

更新日:10月18日




こんにちは!渋谷区と世田谷にある腸もみサロン「Anela」セラピストの市原です。


『プラントベース』という言葉、耳にしたことがありますか?

日本ではまだ明確な定義はありませんが、 プラントベースとは植物由来の食べ物を中心とした食事法のこと。 近年、健康や環境への配慮から注目されている食事の一つです。

今回はこのプラントベースについて、お話します!

①プラントベースとは ②ヴィーガンとの違い ③なぜ注目されているの? ④腸へのメリット


プラントベースとは?

プラントベースは、英語表記でPlant-based. 日本ではまだ明確な定義はありませんが、言葉としては、『植物由来』と訳され、植物由来の食べ物を中心とした食事法を意味しています。

具体的にアメリカでは、野菜、果物、全粒穀物、ナッツ、種子、豆類など植物由来の食べ物から作られるものと定義されています。



ヴィーガンとの違い

植物由来と聞くと、ヴィーガン??と連想される方も多いかと思います。 プラントベースとの違いはどこにあるのでしょうか。


【ヴィーガン(Vegan)】 完全菜食主義者。肉、魚、乳製品など動物性食品を一切口にしない方のことを指します。 食事だけに関わらず、衣類や日用品全般など、一貫して動物性のものを取り入れない方も。 ヴィーガンの考えの源は、動物愛護や環境保護、宗教にあるため、食事に関わらずライフスタイル全般に及びます。


【プラントベース(Plant-based)】 プラントベースの食事は、肉、魚、乳製品を摂らないという選択ではなく、たくさん植物由来のもの、野菜や果物を積極的にを摂るという選択です。 動物性食品の制限があるわけではありませんが、できるだけお肉も控えたいという場合は、お肉の代替品として大豆で作られた大豆ミート、豆腐を発酵して作られたテンペやお麩などにも人気が集まっています。 ヴィーガンが個人の思想や精神面にフォーカスされることに対し、プラントベースは主に食事の選択をメインとし健康や環境保護にフォーカスして、気軽に取り入れられる点に魅力が集まっています。


注目される理由

プラントベースへの注目が高まる理由として、プラントベースにはどんなメリットがあるのでしょうか。


健康志向の高まり プラントベースという低脂肪で食物繊維を多く含む食事は、糖尿病や生活習慣病の予防や改善からダイエット、もっと気軽に健やかな身体をつくりたいという健康意識が高まったことにより選択する人が増えてきています。 動物性を控え、植物性の食品が増えることで身体はとても軽く楽になります。具体的な身体への影響は、後述する腸へのメリットにて!

環境問題への意識の変化 現在、地球の人口は70億人といわれていますが、家畜はその人口の10倍以上で700億頭の家畜が存在します。 一般的にスーパーやファストフードで扱われるお肉は、効率性を優先した大規模な工業型畜産です。 この方法によって、地球環境は大きな影響を受けています。


家畜が住む場所を確保するために、森林伐採による農地開発が進み、 家畜用飼料のための作物には、大量の化学肥料や農薬、除草剤などを使ったものが多く、それらの化学物質は小川や川へと流れ込み、海まで汚染されます。 さらに、家畜がゲップやおならとして放出するメタンガスは、地球温暖化を加速させ、 家畜による排泄物がが水路に投棄され続けることで、海や河の低酸素水域(デッドゾーン)が広がり、生き物の絶滅や生態系の破壊へとつながります。


私たちの動物性食品の需要を満たすために、たくさんの自然破壊が行われ、私たちが住む環境を自ら汚染しているのです。 この現実へと目を向け、環境のためにも動物性食品の摂取を減らしていこうという考えが広まり、プラントベースに注目が高まっています。

腸へのメリット

食物繊維の摂取量が増える 食物繊維は腸の中で、老廃物の排出を促したり、善玉菌の味方となって働いてくれ、腸の動きを活発にしてくれる大事な栄養です。 しかし、現代では肉の摂取が増え、米や野菜類の摂取が増えたことで、国が推奨する摂取目標の男性19g 女性17g にも届かない、平均15g以下となってしまっています。 50年前までは平均25g摂取され、そのくらい摂れると血液系の疾患、脳梗塞や心筋梗塞を防げると言われています。 プラントベースの食事は、食物繊維の摂取には最適です。

肉の摂取が減る 消化にかかる時間は、それぞれの食べ物によって異なります。 早く消化される順から

果物→野菜→炭水化物(白米、パン、麺類など)→たんぱく質(肉、魚、卵など)→脂質

果物が20~30分であるのに対し、お肉が消化されるまでには、12時間。 消化に時間がかかり、おなかがはったり、ガスが頻繁に出たりと腸への負担が増えます。 プラントベースの食事を取り入れることで満腹感が増し、自然とお肉の量が減ったり、 量は変わらずともプラントベースの食事に含むたくさんの酵素がお肉の消化を助け、おなかが軽くなる感覚が出てきます。

添加物の摂取が減る コンビニやファストフードに並ぶ食品には、多くの食品添加物が含まれています。 添加物は腸では消化されず、腸の動きを鈍らせてしまいます。過去ブログでも掲載しているのここでは詳しく書きませんが、腸の動きが鈍ると便秘や下痢、ガスが出やすいなどの排泄トラブルだけでなく全身へ影響を及ぼします。 プラントベースの食事にすることで、加工品の摂取が減り、消化もスムーズになります。


プラントベースについて、いかがでしたでしょうか?


私一人くらい…ではなく、私一人から、という意識で取り組む人が増えることで、腸から健康になる人が増え、環境問題まで解決していける。 明確な制限なくできるところから取り入れるという点にも、プラントベースにはポジティブな思考が含まれていると感じています。


セラピストとして、腸を中心に身体のケアをさせていただく中でも、 自分の身体へ健やかな選択をすることは、他のひとたちや地球をも健やかにする選択と日々感じています。

微力ですが、そんなポジティブな思考を広げていけたらいいなと、身体のケアをさせていただきながら私も学びの毎日です!

みなさんの腸と環境を意識した食事や生活もぜひお聴かせください♡





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